HAMAKAZE jj: セブン逝く

2021年10月31日日曜日

セブン逝く

4歳と3ヶ月でした。余りにも短い…
猟犬として気力も体力も充実して、これからが一番良い時期なのに…
セブンは、喜怒哀楽がはっきりしていて、自分を表現するのが上手
とても人間臭くて愛嬌のあるワンコです。

実猟にあっては、鳥にとても強くて、ポイントビーパーを使えるので、いくらでも鳥が獲れるぐらい楽ちんなのですが、トライアルではランニングのセンスが全くないので、安定して入賞することが難しいワンコでした。



さてさて、セブンの直接の死因ですが、急性腎不全です。

経過としては、以下の通り。

10月15日 急な発熱 40.8度 意識も朦朧としてました。
発熱の原因はわかりません。体重、26kg

点滴と抗生物質を処方され、翌日には平熱に戻りました
しかし食欲が全く戻らず、水も飲めないほど…

10月17日 少しは食べるようになりましたが、すぐに吐いてしまうのでもう一度通院。
処方された薬が合わなかったのか、胃腸薬を頂き一旦様子を見ることに。
体重、22kg

10月22日 水は飲めるが、おやつも食べなくなったので、通院。
胃腸薬が効かないので、急遽血液検査。結果、急性腎不全。
すでにステージ4 様々な治療は全く反応がない

10月23日 晩に意識障害を起こしたので、救急動物病院へ

10月24日 治療の甲斐なく、死亡
あっという間に逝ってしまった。



22日の時点の血液検査の数値です。
血液尿素窒素の数値が上限41のところ、140.0とありえないぐらい上がってます。
これは腎臓機能が全く働いていない状態だということです。

確かに、おしっこは頻繁にしますが、水みたいに透明
毒素が排泄されずに、体内に溜まっている状態なのでしょう。
カリウムの数値が低いので、口から補給していました。

しかし、悪化のスピードの方が早くて、治療の効果が追いつかなかったようです。

急性腎不全は、あれよあれよという間にセブンの体力を奪っていき
あっという間に、逝ってしまった。

この血液検査の数値を見てみると、白血球の数値が上限170のところ、268。
何かに感染していた可能性が高い。
獣医師も言ってましたが、経過を見て総合的に判断すると、犬レプトスピラ感染症の線が濃いらしい。
感染症の断定は、血液などを外部機関に送って、培養した結果で判断するようだ。
セブンの場合は、8種混合ワクチンの接種までしかしていなかったので
予防接種で、カバーしてないレプトスピラ感染症にやられたか、抗体が弱くて感染したのかもしれない。



レプトスピラ感染症は人にも感染る伝染病。
分布図を見ると、静岡県は多発地帯のようだ。

感染の経路は、ノネズミがキャリアとなっていて、それらの糞尿で汚染された土や水溜まりなどに、犬が接触すると感染るらしい。単の経路は、犬の介護の際に、糞尿に接触することで感染する。

セブンの場合は、おそらく御殿場の牧草地を走った時に感染したと思われる。
10月の初旬に台風が過ぎて、気温が上がった日だった。
目に芒が入ってしまった時だと思われる。
牧草地の水溜りで、お腹を冷やして水も飲んでいた。
帰宅後に、体を洗ってあげたのだが、帰宅途中に濡れた体を舐めたりしているはずなので、そこから感染してしまったのだろう。

因みに、予防接種の抗体は1年程度しか持たないようだ。
主に感染する季節は、気温の高い8月から10月によく発生するので、6月か7月に接種するのがお勧め。

また、レプトスピラ感染症と診断され、同居の犬がいる場合は抗生物質の投与が必要。
ベルの場合は、その前の週に10種混合ワクチンの接種が済んでいるので、心配いらないらしい。

後悔は先に立たない。





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