鳥臭を獲った後の犬の態度のことを言います。
鳥猟犬を使った雉猟の面白いところは、犬が見えるところで仕事をすることです。
鳥猟犬のお仕事は、鳥を探す(捜索)→居場所を突き止め示す(ポイント)→主人の合図で飛び立たせる(フラッシング)→撃ち落とした鳥を探して獲ってくる(回収)です。
走力が付いて捜索レンジが広がった結果、鳥に接近して突き止めポイントに入る前に
認定のポイントをして、僕を待つようになりました。
突き止めのポイントは、鳥に十分に接近して抑え込むポイントですが
認定のポイントとは、捜索の途中で獲物の気配ありと判断した時、その場で止まり主人に示す動作です。
当然犬は、獲物の所在は掴めていません。
強烈な匂いを獲って、この近くに獲物の気配を感じた。
その結果でのポイントです。
また認定のポイントは、鳥とのやり取りが始まった証で
ここから、ワンコと鳥の駆け引きが展開されます。
雉あてしていて、最高に緊張して盛り上がるシーンです。
鳥が上手く這って犬を巻く、又は、僕が到着する前に犬の抑えを振り切って飛び立てば鳥の勝ち。
そして、僕の到着を確認して上手に接近し、突き止めポイントできれば犬の勝ちです。
セブンの場合、認定のポイントをすると這われることが多かったために
認定のポイント中に鳥が動けば、その都度一度引いてみたり、左右に走ったり
間合いを詰めてみたりして、鳥に圧力をかけたり、陽動するような動きをし始めました。
この動きが、今後どの様に磨かれていくかわかりませんが、僕は大変楽しみです。
イングリッシュポインターは、単に鳥を獲る効率を特化して作られたものでなく
技能的な観賞価値を優先して作種継承されてきました。
認定態度とは、バッキング能と共に英国が誇るポインタ・セタに備わった猟能の一つです。
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