この時期に雪が降るとは思わなかった。
月曜の夜から数日置き西高東低の冬型が続いて、季節の変わり目なので降ったり止んだり晴れたりの空模様。
おそらく今年、最初で最後の雪なので、雪見を兼ねて雪上を走りに富士山へ。。
雪が極端に少ない静岡の人にとっては、とても上がる。
アウトバックのAWDはACT-4(アクティブトルクスプリット4WD)。
基本60:40の前寄りの駆動で、前と後ろのデフはオープンデフ。
とりあえず、雪ソリ遊びの坂道で登攀してみます。↑写真取ろうとして車から降りたら
2mも後ろにずり滑ってるの図w
サマータイヤなので、全然登らない。
ゆっくりトルクをかけるとじわじわ登るのですが、坂の途中で一度止まると
またまた下がってしまいました。
駆動を掛けていないとトラクションが掛かりにくいようです。
坂の途中で止まったら、普通一度バックして登り直さなければ進まないのですが
X-MODEにいれると、ここからズルズル這い登っていきます。凄い!
おもしろくて、何度も止まっては滑る、登るを繰り返す静岡人。
さすが安定方向のACT-4 電子制御が優秀。
全輪別々に動いたり止まったりしている
滑っても蛇行しないのが素晴らしい。
X-MODEはグイグイ登るけど、作動に伴うセンサーの値とか空転してるタイヤ
駆動力のレベルなどを見える化してくれればもっと使いやすくなるのだが。
雪の駐車場でVDCの作動実験。
積雪20cmの湿った新雪。
VDC(ビークルドダイナミクスコントロール)
横滑りなどクルマの不安定な挙動を抑えるVDC。コントロールの限界付近では4輪個別のブレーキ制御、エンジン出力制御によってドライビングをアシストする。
作動した時は作動警告灯が点滅する。
急加速させてみると直ぐにVDCの介入でエンジン出力が制限される。
でも、全く進まないわけでなく、軽いホイールスピンの後大人しく加速する。
VDCをカットするとエンジン出力の制限が無くなり盛大にホイールスピンする。
駐車場いっぱい使って、曲がりながら意図的にアクセルオフしてアンダーを出す。
ハンドルを切り増しすると、内側の前タイヤにVDCが激しく介入して
強引にアンダーを消す。
タックインからオーバーアクセルでリヤの振り出しをかけ、カウンターステア
と、同時に外側のリヤタイヤにブレーキが瞬間的に掛かりオーバーステアは一瞬で消える。
カウンターを当てようと素早く戻したと同時にチョン!と入る。作動音は大きい。
VDCのONとOFFの差は、あくまでエンジン出力の制限が掛かるかかからないかの
違いでしかない。
挙動変化を制御する4輪別々のブレーキを使ってのVDC制御の介入に差はない。
アクティブトルクベクタリングの謎
アスファルトの上で、全く気が付かないように介入しているこの機能
ハードウエットとかダートの路面を走ると、明らかにタイヤのグリップ性能が上がっていることに気がつく。
ライントレース性能が普通じゃない。
雪の上でもアリえないスピードでコントロールできる。
プッシングアンダーが全く出ない。
これは間違いなくアクティブトルクベクタリングの仕事。
今日の滑りやすい路面でも(サマータイヤに新雪20cm)ブレーキでABSが全く役に立たない状況で、アクセルを入れると急にグリップが回復して普通に曲がりこんでいく。
4駆だから加速でグリップするのは分かるけど、度が過ぎる走行性能
面白みに欠けるなぁ。
因みにコーナーで旋回中に、アクセルをワイドオープンしすぎると、気持ちプッシングアンダーになる。
ドンっと音がしてコーナーの内側の前輪にVDCが介入する。
↑相当派手な空転を抑えているので…
強引にアンダーステアは消えてハンドルにグリップが戻って立ち上がる。
これはアクティブトルクベクタリングじゃない。
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