HAMAKAZE jj: 岐阜でカンナの訓練をしてきたよ。

2020年3月25日水曜日

岐阜でカンナの訓練をしてきたよ。

 ちょっと風が強かったけど、春らしく爽やかな日です。
今日は、カンナに訓練を入れるために岐阜に来ました。
譲渡の時に、訓練は中川先生に教わってくださいとのことでしたから、あえて僕からは全く訓練を入れてません。

話によると、兄弟犬も先生のところで訓練されたようです。
もう少し早く来る予定でしたが、都合が付かずに先延ばしになってました。
その間に実猟をしたり、FTに参戦したりしてました。


まずは、カンナを先生に診てもらいます。
しかし、車から出した途端にいきなりの大暴走です。

呼びについては、ある程度の呼びは出来てるつもりでしたが…

あらら。
猟期中は、犬を放す前に”マテ”かけてから”GOで始める”とかやってたのに…

全力で走り出して姿を消すカンナ

まぁ、言うこと聞かないワンコが来るのが岐阜ですから…
お約束のようなモノです。

なかなか帰ってこないので、セブンを出してカンナを捕まえます。

カンナに基礎は入っていたのですが、甘やかしすぎてブッ壊れてしまったようです。
最近では一度放すと10分ぐらい帰って来ないようになったとか…

それって、手が付けられないってことで、とても危険な状態。
もう、これだけ言うこと聞かずに暴走すると、いつ交通事故に遭ってもおかしく無いです。

 「よくこんなので、全猟FTや全英本部FTに出たな〜」
先生もビックリしてましたw

僕も初めての場所で、こんなに暴走するワンコを見たの初めてです。
放すと走る癖がついているのか?
主人との信頼関係とか、もうどっか逝ってますw


最近は、さくらさんとカンナだけの時間がしっかり取れてないようです。
周りの人がカンナを構い過ぎているのかも。

鳥猟犬の訓練は、マテとコイしかないのだけど。

基本、犬は特別な”主人”としか信頼関係は結べないですから、訓練は主人と一対一です。
信頼関係ができるまでは、散歩も主人と一対一が好ましい。

犬を他人に貸すとか絶対やってはいけませんし
信頼関係を結ぶのが難しい気質の犬なら、家族であっても主人の犬に指示するのも好ましくないです。


ひどいセルフが判明なので、命を守るためにガッツリ ”マテと呼び” を入れます。
電気ショックで強制訓練です。

さくらさんには、訓練が始まる前に「これからカンナはぶん殴られるだ」と伝えましたからどんな状況か分かったと思います。

先生は、もうフルパワーでビシビシくれてます。
カンナが可哀想ですが仕方がありません。

初めて数秒で、見たこともない従順さを示すカンナを見て、家族はびっくりしてます。

やはりキツイ訓練入れました
カンナも必死ですが、先生もそれ以上に真剣です。
犬が好きなら、ボタンを押すのには、かなりの覚悟が必要ですし
犬を守るために強制訓練してるわけですから…
愛のムチです。

これを見ていたセブンが、一日中萎縮してるぐらいの気迫です。

自分で訓練やるなら電気は絶対使わないですが、人に訓練を入れてもらうのなら仕方がないことです。
愛犬と接するときは、普段からある程度の節度をもって接するべきだと切に思いました。

カンナが一時的に走れなくなるぐらい叩かれてしまいましたが、”呼び”を習慣で入れることができなかった以上は、トラウマになるように厳しく入れるのが妥当です。

終わった後で、先生からキツく言われました。
「電気は便利だけど、こんなもんに頼ってたら絶対ダメだよ!」
電気ショックの使い方を、一応教えてもらいましたが、やはり手に負えない道具です。
「常に使うモノじゃ無いから、やるときはフルパワー」

僕がやったら1ヶ月以上かかる事も、電気ショックなら1日で作ってしまう。
恐ろしい道具です。
カンナは電気ショックに耐える気質の強いワンコであって、先生が犬の追い込みどころを分かってるから出来ることなんでしょう。

電気ヤバイですw
神経質なセブンに使ったら、1発で再起不能になってしまうw

その後、回復させるために、もう一度カンナと先導犬で走らせました。
何度かキジにも当たり、キジにポイントできるようになり、先導犬にバッキングするまで改善しました。

先生凄い。
さすがレジェンドです。

でも、これは一時的なことで、さくらさんとの信頼関係をきっちり作るところからやり直しです。


次は、先生のポインターとセブンを一緒に走らせてもらう。
 流石に先生、一眼でセブンが萎縮してるのを見抜く。

電気は遺憾ぞ!
ハイ。いけないです。

多分、カンナの訓練を見てセブンが萎縮してたと思います。

セブンも電気の洗礼は何度か受けてますから、痛みは分かってると思います。
キジを追って車道に出た時に、セブンが感じる最低レベルでかけた事が何度かあります。

しばらく後遺症が残ってしまうし、今日のカンナを見て痛みを思い出すほど、心に傷が残ってるのでしょう。


 遠走りの危険も無いので、カラーを外したら表現力が戻ってきました。


先生のワンコは何度か西富士で見ているし、犬の嗜好が大体一緒なので、訓練についても納得できることばかりです。

「良い実猟犬は、全猟でも良いフィールドトライアル犬だよ」
「鳥猟犬なんだから、キジに絡んでなんぼだよ。交通事故みたいな偶然でキジを出してもそれは実力じゃない。這うキジを追ってこそ、日本の鳥猟犬」

話をしていくうちに、今まで施していた事に自信が持てました。
セブンには、実猟ベースの訓練しかしてないですし
僕はそれしか知らないですから。



セブンに対して指示が多かったので、もう少し自分の犬を信用しなさいとの指導。
しばらくは、彼の自主性に任せて、のびのび走らせてみよう。

電気ショックが付いていないポイントビーパーを買おうか?





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