English-Pointer or English-Setterどちらが良いのか？
僕はセタを使ったことがないので詳しいことは分かりません。
結論から言ってどちらでもいいと思います。
今回はポインタ使いの目線で、セタの良し悪しを書きます。
セタとポインタは鳥猟犬の双璧であり、フィールドトライアルでも好敵手。
一般的にどちらも一長一短があり、どちらが良いか？それは永遠のテーマです。
ポインタもセタも、猟欲と頭の良さなど差はほとんど無く、それよりも個体差の方が大きいようです。犬種的にどちらが優れているかは使う人の好みの問題。
多少の癖は、自分の犬ならそれを上手く使えるようになるので問題ない。
例えば、セブンの鳥に対して忍んで寄り付く癖は時間がかかるので、フィールドトライアルなら好ましくないけど、近くに確実に鳥がいる証拠。
鼻先顎の下でポイントするなら必須の感度です。
おかげで、射撃までの時間を稼げるので、鳥の飛ぶ方向や矢先の確認を余裕を持ってすることができます。
僕がポインタを使う理由
- 体毛の管理の簡単さ
- 猟付きが早く訓練がしやすい。
この2点が大きいです。
セタの良い所
いばらや深い藪に強い。
ポインターはいばらのトゲが苦手で、ひどい藪は絶対入らないです。セタは長く丈夫な毛のおかげで大丈夫みたいです。セブンが躊躇している横から、遠慮なくガサガサ入っていきます。
温暖な静岡はイバラが多いので、藪に強いセターが人気です。
水入りが良い
ポインタは水が嫌いな個体がいますが、セタは真冬でも泳ぎます。捜索パターン
フィールドを大きくラウンドするような捜索をするポインターと比べて、セタは、曲線的で広範囲にワイパーをかけるように捜索する傾向にあります。若干、草の背が高い牧草地などでは、エッジについてるキジがいたらポインタの勝ち。
中程に潜んでいるキジがいたらセタの勝ちです。
見た目が良い。
長毛種なので、耳や足に飾り毛があり、顔も比較的丸くて甘い顔をしてます。風に毛をなびかせながら走る姿は本当にカッコイイ！
ポインタは子供に怖がられますが、セタは可愛がられます。
ちょっと太っても、ぬいぐるみがコロコロ走って来るようで可愛い。
セタの辛いところ
訓練を開始する時期が微妙
ポインタは、生後半年程度から猟欲が出て鳥を追いますが、セタは遅くて1歳をすぎるぐらいから徐々に猟欲が出始める個体も多いので、それまで微妙な家庭訓練の期間があります。猟欲が出ない時期は、どうして良いかわからないです。
ノーリードで放すのは自由を満喫する遊びになってしまうから、鳥に反応する時期が遅くなるのかもしれません。
草の実が毛に絡まってタイヘン
長毛種なので仕方がないですが、一度毛に絡みついたオナモミなどは、ハサミでカットして取ります。粘着系の草の実は、毛を束にして汚れと一緒に固着するので始末が悪い。猟犬なので、汚れや小さな草の実はそのままでも良いですが、見た目がちょっと可愛そう。
毛をバリカンで短く刈ればイメージチェンジできます。
皮膚の問題に気付き難い
草のみが刺さっていた、怪我などが原因の腫れなど、密生した毛に覆われているので、見つけ難い傾向にあります。芒が刺さったなど深刻な場合もあるので、皮毛のチェックは欠かせません。
ポインタもこれらのチェックは必要です。
暑さに弱い
運動時の排熱が苦手なので、気温が高くなると熱中症の予防が必要。水があるところで運動させるのが必須です。
冬でも水溜りにお腹を着けて冷やすぐらい。もうドロドロ。
どちらが良いのか？大先輩に聞いてみた。
ポインタもセタも使うFTの先生に聞いてみました。結露は「どちらでも良い」です。
やはり、どちらが優れるかは好みの問題。
草の実やら汚れの始末を考えるとポインターの方が簡単。
とのこと。
そこで、セタで良い子犬がいるとの情報が…
鳥猟犬の神様も前髪しかない。
レオナルド・ダビンチ曰く幸運の女神は、肩と足首に翼の生えていて猛スピードで走ってきてあっという間にどこかに行ってしまうようだ。
神様を捕まえるには、髪の毛を掴むしかないのだが、そいつの頭はツルツルで、なんと前髪しか生えていないw
後ろ髪がないから一瞬遅れただけで捕まえることはできない。
そう、好機は一瞬で訪れて一瞬で過ぎ去るのです。
良い鳥猟犬（良い仕事をする血統）を手に入るには人脈とタイミングが重要。
信頼できる筋から良いワンコがいるがどうか？と聞いた場合。
頂きます！と即答することをお勧めする。
全猟FTなどに関わる人たちは、より良い実猟犬を作るために繁殖をしています。
作出には様々な傾向がありますが、実猟を兼ねてFTに参戦している人も多いのです。
自分の趣味に合う繁殖ラインに人脈を作るのは大切なことです。
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