イングリッシュ・ポインターについて。

 鳥（雉）を獲る猟犬です。

30年ぐらい前はウイスキーとかクルマのCMに使われたほど人気の犬種でしたが

鳥猟が衰退するにつれて、数が少なくなってしましました。

海外では今でも人気犬種です。

体高60～70cm、体重20～30kgの中型犬です。

寿命は10~13年で、時間が来るとポックリ逝ってしまいます。

英国貴族が道楽で作ったワンコなので、とっても絵になります。

銃を使った遊びに使う犬なので、お利口さんです。
犬なりに猟に関しては、自分の仕事と思ってます。

 優しい性格なので家庭犬としても優秀で、子供の良い遊び相手になります。

ウチのワンコは原っぱの鳥を探して、ここに鳥がいることをポイントして教えてくれます。
そして、飛び立たせて僕が撃ち落とすと咥えて持ってきました。

 猟犬なので、十分運動をさせてあげないといけません。
走る姿はとてもステキなので、毎日の運動は苦になりません。

十分運動させていれば 全く吠えないので、町中でも安心して飼えますね。


日本に流通しているイングリッシュ・ポインターは大きく分けて2種類
英系と米系がいます。
英系は↓感じ。

足が長いですが、全体的なイメージはこんな感じ。
尻尾は水平か若干上向き。
耳は長めですね。


米系は↓こんな感じ

最近の米系は英系と見分けがつかないのが多いですが、尻尾の立ち方が違います。
耳も若干小さめで、
英系に比べて胴が短くて丸いタイプが多い感じがします。

この画像のような胴丸のタイプは、胸が大きくてガッチリしています。
肋骨の中に、大きくて丈夫な心肺が入ってます。
ほんとに同じポインターとは思えないほど違います。

一般に米系はパワフルで捜索レンジが広くスピーディーです。
フィールドトライアル競技で、主流になってます。
ちょっと顔が怖いけどね

 私的には、英系が好みです。
英系には、ショー（品評会）系と実猟系がいるので、猟をしたいとかアジリティを楽しみたいのなら実猟系を選んだほうが良いです。
愛玩犬として飼うのならショー系を飼ったほうが、運動量も少ないし家の中でも破壊行動が少ないのでオススメです。

色は白地に、黒、レバー、レモン、オレンジの斑です。
たまに、トライカラー、ブラック一色、ホワイト一色がいます。
毛は短毛でシングルコート。薄毛の個体が多いです。

一般のペットショップで流通することはないので、
鉄砲屋で情報をもらって、直接ブリーダーから譲ってもらうのが普通ですね。