まだ紅葉の残る西伊豆。きれいです。
猟友会の会長から有害駆除の時に巻狩に誘われていたので
連絡をしてみたら、拠点は西伊豆にありました。
なんて贅沢。
地元でやってると思ってた。
07:30 狩猟小屋集合
獲物の解体もここでやるので、電気ガス水道ほかテレビもコタツも完備しているのです。
前日からここに泊まっているメンバーもいます。
隣町の猟友会の狩猟小屋も一山越えた先にあるようで、土曜の夜は毎回宴会。
やっぱり誘われる。
いっぱいお肉が食えるんだろうなぁ。
08:00 見切り
2~3人で山に入って獲物の痕跡を見て回ります。
より新しい足跡を見て、あっちに向かってるだとか遅れてるだとか
コレは鹿、アレはイノシシの跡。ヌタ場の水が濁ってるから今朝来てる。
とか、とっても勉強になります。
昔から鹿・イノシシ猟が盛んな地域ですが、駆除が追いついていないようで
至る所がハゲ山になりつつあります。
農作物の被害も深刻で、畑には電柵が目立ちます。
先輩たちは、オレンジベストを着て、鉄砲を肩に掛けて地元民に話しかけてますが
嫌な顔をされることもなく、気さくに情報提供してくれます。
先週はうちのグループで大猪を仕留めたのですが、すでに地元の人も知っていて
感謝の笑顔でいっぱいです。
感謝されることは滅多にないですからとても新鮮。
イノシシが寄生虫を落とすために、ドロを体につけた水たまり。ヌタ場。
朝一の見切りで山に入ると、至る所に足跡があって獲物の気配は濃厚。
先日の富士山麓よりも数は確実に多い。
狭い範囲に鹿もイノシシも結構な数が生息している。
09:30 猟場の決定。
各自情報交換の後、猟場が決まりました。
今回も、隣町のグループと一緒に巻くようです。
人数が揃うまで、終了後屋の屋根を修理する。
変な体勢で釘を打ってすでに筋肉痛 (泣
10:00 簡単な地図での各人の配置を決めました。
そして出撃。
今回は20人程度、60歳以上がほとんど。
それ以下は私を含めて3人。
道が狭いので、移動は軽トラ・軽箱に乗り合わせ。
共に四駆必須。
山の南面を東から西に犬をかけるようだ。
地形がわからなかったので、現場で要所の名称と各タツマのおおよその場所を聞く。
私はベテランについて移動。3人で山の斜面を縦にマチを張るようです。
道中、目の前でイノシシ4頭を起こしてしまい、いきなり始まってしまった。
タツマに付いた直後、上を移動している人の足元でもイノシシが出た
私の右10mを上から下へ転げるように逃げていきます。
あれでは銃を思いっきり振り抜かないと当たらない。とても早い。
どちらも弾を装填していなかったので、発砲に至らず。
各人配置について仕切り直し。
犬は放してからすぐに鳴き始めたので、まだ獲物は出てくるようです。
無線の情報と地形、犬の鳴く方向で獲物の動向を判断します。
しばらく待つと私の下の方50m先を鹿が通過。遠すぎて発砲できない。
その後を鹿を追って犬が通過。
直後、豚の鳴き叫ぶ声が…
さっきの犬が、小さいイノシシを押さえ込んでいるようです。
先輩が止めたようなので、様子を見に行きました。
この個体は、左足が根元から欠損していました。
過去に罠に掛かって失くしたのでしょうか?
早く走れないので、捕まってしまったようです。
放置しては、犬が絡んでしまうので、山から下ろします。
ボストンバックサイズなので、一人で十分。
この後、鹿2頭、イノシシ1頭が出たようですが捕獲には至りませんでした。
13:00 1回目終了
2回目は午後から別の谷を巻いたのですが不猟。
結局、今日の猟果は小さいイノシシが1匹。
猟銃
ベレッタセミオート 26インチ1/4絞り(インプシリンダー)リブのみ
鳥撃ち銃のままです。
装弾
近くに竹藪があったので跳弾防止の為、スラグのみを装填としました。
通常1発目は9粒、2.3発目はスラグを使うようです。
先輩方は、レミントンのセミオート銃が人気で
ハーフライフルでオープンサイトが定番のよう。
私のようにリブのみの人も多い
平筒でドットサイト、上下2連にドットサイト、低倍率のスコープを載せてる人など様々。
巻狩では、移動している標的を捕らえなければいけないので、
射程はそれ程必要はなく、鳥撃ち銃でも対応可能のです。
発砲について
先輩曰く
半矢を作るぐらいなら撃たないほうが良いので、確実に仕留められる距離で勝負すること。
意外なところから急に出た獲物は、普通当たらない。
(経験の積み重ねで、意外なところから出るってのはすぐに無くなる)
棒で殴る距離まで引き寄せてから撃つのが理想。
おみやげにお肉を頂いて帰りました。
来週は狩猟小屋にグランピングしちゃおうかなぁ。
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